気仙沼での縫製の様子

ベビーモスリンの縫製は気仙沼のNPO法人ピースジャムの縫製チームが行っています。

ベビーモスリンは愛知県の知多織物産地の織物工場で生地が織られ、その後、気仙沼のNPO法人ピースジャム縫製部門にてベビーモスリンの形に裁断・縫製・梱包などが行われます。

ピースジャム

NPO法人ピースジャムは、東日本大震災直後から、主に宮城県気仙沼市、宮城県本吉郡南三陸町、岩手県陸前高田市を中心にニーズ調査を行い、要支援赤ちゃんとママにベビー用品を手渡してきた団体です。

ベビーモスリンプロジェクトが、「モスリンスクエアプロジェクト」としてイギリスからモスリンスクエアの物資支援を行っていた時も、ピースジャムを通して、気仙沼の保健所や、仮設住宅の皆様に多くのモスリンが届けられました。

NPO法人ピースジャムの活動報告ホームページ

2011年10月より、NPO法人ピースジャムは物資支援と平行して、雇用支援をスタート、ジャム製作部門と、縫製部門が立上がりました。ベビーモスリンの縫製は、この縫製部門が行っています。

縫製部門で働いているメンバーの皆さんは、主に気仙沼在住の、ご自身も乳幼児のお子さんを持つお母さん達です。

被災地では多くの託児所や職場が失われ就労意欲があるのにも関わらず、働く事の出来ないお母さん達が沢山います。NPO法人ピースジャムでは母親同士が集える場、子供を互いに見守りながら働ける職場作りを目指し、気仙沼市内の公共施設を間借りして製造していましたが、2014年に気仙沼内にピースジャム工房が出来上がり、工房での本格的な製造がスタートしました。工房には赤ちゃんが遊ぶことができるスペースが付属しており、お母さん達には子供達の様子を見守りながら縫製作業を行うことができます。工房は気仙沼のお母さん達が集い語り合うことができるコミュニティスペースとしての役割も果たしています。

このベビーモスリンもピースジャムの縫製部門のお母さん達が、1枚ずつ手作業で心を込めて縫っています。ベビーモスリンをご購入頂くことにより、一定金額が、縫製したお母さん達に縫製工賃として支払われます。

 

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